何かと一緒に布団に入る、というのは
うちの子供だけの習性だけではないでしょう。
泊まりに来た姪っ子や前に同居していた知人の子供も
やはり必ず何かしらを布団に持ち込んでいましたし、
大人だってぬいぐるみや抱き枕と寝たりしますもんね。
(私はといえば...悲しいかな、ケータイと一緒です...。)
だから毎晩長男が
「クマといっしょに寝るー」
「牛乳パックといっしょに寝るー」
「新幹線といっしょに寝るー」
「オモチャかぼちゃといっしょに寝るー」
「風船といっしょに寝るー」
・・・・と手を替え品を替え?節操なくいろいろなモノと寝ても
まあ子供ってこんなもんなんだなと
フツーに面白く観察していました。
ところが、年の暮れのある晩のこと。
彼はご飯の後に干柿(そうそう、自分で吊した「あの」干柿です)を食べながら
いとおしそうにその干柿をなで、
「今日いっしょに寝ちゃだめ?」と家人に聞いているではないですか!
へ?何と?意表を衝かれた家人はわかっていたのについ聞き返しました。
「ほしがき・・・」
...うーん...つぶれるなあ。やめとこうよ。
「えー...だめー?」
...うん、ちょっとまずいな。
その日、ちょうど金柑が届いていました。小さなかごに積まれて玄関に。
「じゃあ、キンカンと寝ちゃだめ?」
...気持ちわかるけどさー、つぶれるんだよー。
「・・・」
しょぼくれている息子に、好奇心で訊いてみました。
どんなものと寝たいの?
「かわいいもの!」なるほど、干柿もキンカンも、見方によってはかわいいか。
ほんとに残念そうな顔をしてがっくり肩を落とす息子をからかいたくなった家人は、
じゃあこれはどう?と、やっぱりその日に届いた八つ頭を見せていましたが
これは毛むくじゃらのおっさんの風体で、
即却下されてしまいました。
これはわかるような気がします。
そうか、彼はかわいいのがいいんだな。




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