元祖「昆布しょうゆ」のカネカメなかむら社長ブログ

一滴の醤油から見える社会、食を中心とした日常の雑感や食育のことを書いていきます。

しょうゆコンブの冷めない距離・・・その2

中村醸造元でも、醤油を作る傍ら、副業として行商をしていたことがありました。

私が生まれた頃のこと。40年近く前になる、それこそショーワの時代です。

ワンボックスカーに炊き立てふわふわの「しょうゆコンブ」を載せて工場を出発。

しょうゆコンブ」とは、昆布をだしと醤油でやわらかくつるつる煮込んだお惣菜。

これを団地や住宅街に、朝ごはんの時間に合わせて売りに行っていたのです。

お客様はボールやらお碗やらタッパーやら思い思いの容器をご持参、

必要な分だけハカリで量ってお勘定。

そのまま朝の食卓に出せるわけだからいたって合理的。

レジ袋も要らずエコ行商。

合理的なだけではなく、味も好評でしたよ。自画自賛、だっておいしいんだもの。

昆布だから健康的でもあり。

子供にも食べやすくて大人気。


人気が出たので地元弘前市から青森市にも範囲を広げ

さらには南部、八戸市にも・・・となった時に、行商の限界に行き当たったそうです。

当時道路も今ほど整備されていなかったので、

同じ県内でも八戸まで行くとなると半日がかり。

ある夏の暑い日、移動中の車内で直射日光に照らされ続けたしょうゆコンブは

八戸に着く頃には悪くなってしまったそうです。


そこで「しょうゆコンブ」は変身しました。

量り売りというかたちをあきらめ、より広範囲のお客様にもおいしさと安心をお届けできるように

個包装にし、流通のルートに乗せることにしたのです。

今でも中村醸造元で人気の商品「しょうゆコンブ」。

津軽ではコンビニに置いてあったこともあるんですよ。

(私は当たり前と思っていたのですが

県外出身の家人にとってはコンビニに漬物用の重曹がおいてあるのと同じくらい

驚きだったそうです)。

おかげさまで、青森県の物産展などでは売り切れ続出の大人気商品となっています。

名前を知らなくてもシロクマくんにピンとくる津軽人は多いんじゃないでしょうか。

お知り合いに津軽出身の方がいたらぜひ聞いてみてください!


この「しょうゆコンブ」が、紛らわしいんですけど

当社の「元祖昆布しょうゆ」の着想の発端でもあるのでした。

しょうゆコンブ2

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| コメント(0) | トラックバック(0) | 2008年12月23日 23:35

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