元祖「昆布しょうゆ」のカネカメなかむら社長ブログ

一滴の醤油から見える社会、食を中心とした日常の雑感や食育のことを書いていきます。

顔が見える、顔を見せる

食品偽装が相次いだ年でした。
「食べもの」をなんだと思っているのか。
ほんとうに信じられません。

雨水で肉を解凍したとか(だいぶ前のこと?いや、実はそんなに昔でもないのです。
あまりにもいろいろなことがありすぎて、埋もれかけてしまっていますが
生産者としても消費者としても決して忘れてはいけません)
賞味期限を改ざんしたとか
汚染米を食品用に卸したとか
そうしたものをもし自分が口にしていたら?と思うとぞっとします。
そうか、たぶん自分が口にするのだったら、そうはしなかったのか。
(ますます許せません)
では、もし自分の子どもだったら?
やらないでしょう。
長年の友人だったら?
ご近所の知り合いだったら?
職場の同僚だったら?
学生時代の恩師だったら?
いつも挨拶を交わす感じのいい商店主だったら?
勿論食べさせたくはなかったでしょう。
それでも構わない、というならまさしく極悪人です。

逆に自分の顔がラベルについていたらどうでしょう。
人間の心理として、顔を見せたら、悪いことはできない。
それでも偽装してしまうとしたら、これも超極悪人です。

食品メーカーとしては、もちろん、そんなレベルでは許されない。
お客様の顔が見えなくても、想像します。
どんなお客様が商品を召し上がってくださるのか。
どこに住み、いつ、誰と、召し上がってくださるのか。
召し上がってどう感じてくださるのか。
(まるで芸能人を取材するリポーターですね
でも、ほんとうに、そういうことが気になるのです)
見えない分、ありとあらゆる想像をします。

顔が見えなくても、見せていなくても、
自信のあるものだけをお客様に食べていただきたい。
そんな当たり前のプライドさえもなかった食品メーカーが存在したことを
とても腹立たしく思います。

最近、顔のついた食品がよく見られるようになってきました。
○○さんの作った果物や△△さんの畑の野菜だけでなく、
△○さんの果物のジュース、○△さんの野菜のスープといった加工食品まで。
いいことだと思います。どんどん顔を出して、
顔を出したからにはまずいことはできないぞ、という
謙虚な日本人の良さを出していきましょう。

私がブログを始めたのも、一つにはこうした想いがあるのです。
   『私はこういう人間です。これ以上でも以下でもありません。
    お客様に喜んでいただきたくて、一所懸命商品をつくっています。
    甲斐あってとてもおいしく仕上がりました。
    よろしかったら、ぜひ召し上がってみてください。』
この『これ以上でもこれ以下でもない』中村が
日々醤油をつくっている様子を、ブログの中でお伝えできれば幸いです。 

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それにしてもタクシーに乗って、とっても笑顔の写真が助手席の背中に貼ってあるのに
運転席の本人が無愛想だと「なんかあったのかな」と
怒るよりも心配になってしまいますね。

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| コメント(0) | トラックバック(0) | 2008年11月21日 16:10

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