元祖「昆布しょうゆ」のカネカメなかむら社長ブログ

一滴の醤油から見える社会、食を中心とした日常の雑感や食育のことを書いていきます。

NHKに「きょうの料理」という長寿番組がありますが

先日その料理レシピの材料が

4人前から2人前に変更されるという話を聞きました。

4人前の前は5人前だったそうです。


まあ2人分の材料がわかれば、4人家族なら倍にすればいいし

3人家族でもやっぱり倍、

5人なら三倍作って、それぞれ余ったひとり分はお父さんの弁当にでも

にすればいいですね。


少子化、核家族化がどんどん進み、

家族のあり方も変わっていくから

食卓も変わっていくのは当然の流れです。

それに合わせて変えられるものは、

使う人の良いようにどんどん変えていきましょう。

変えたくないものは...しっかり見極めたいですね。

多様化だからこそ、感じる力と選ぶ目を磨いていきたいものです。
おふたりさま.JPG

| コメント(0) | トラックバック(0) | 2009年2月28日 11:39

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どうもファッションセンスがないようです。

家人に言わせるとファッション以前の問題で、

どうしてこの季節、この天気にこの服を着ようとするのか!とよく叱られます。

肌の感覚(sense)にもっと敏感になりなさい、とも言われます。


ううむ。


この皮膚感覚はもの作りの上でも大事なことかもしれません。

肌の心地よさに敏感になること、

敏感になると「余計なもの」がわかるようになり、

そうすると「余計なもの」を排除しようという力が生まれます。

無添加・天然素材の化粧品が流行っているというのは、消費者である女性の感覚が成熟した証

かもしれません。(とすると、単なる流行ではなく本来あるべき姿なのでしょう。)


食べることに関しても、味覚は皮膚感覚の一つです。

素材の味に敏感になる、

すると素材の味を活かすということがわかってくる

今度は不要な味つけがわかるようになる、

そして「余計なもの」を使わない製品作りが見えてくる。

私どもが作っているのは主に調味料ですが、

ほんとうにおいしい自然の恵みに溢れている日本の食材に、

みなさんにあらためて気づいてもらえるような名脇役を目指したい。


さて、ファッションで言うと

いや、ファッション、というほどのことはありませんでした、

単に人に不快感を与えない程度の衣類を選ぶ、というだけのことでしたが

結婚以来十数年、さんざん言われ続けだんだんマシになってきたと思います。

(家人には単に組み合わせを学習したんじゃない?と皮肉られます)

ところが今度は、皮膚感覚だけでなく身だしなみ感覚もまだヒトとして成立していない

子供たちに服を選んで着せるなんていう新たな課題が出てきたのでした。

ああ。
皮膚感覚.JPG

| コメント(0) | トラックバック(0) | 2009年2月27日 03:58

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そろそろ今年も白鳥が頭上を北へ、帰っていく頃です。

みゅうみゅうみゅう...ともの悲しい鳴き声が聞えると

空を見上げてその姿を探さずにはいられません。


会社のある藤崎町には白鳥の飛来地として知られている場所があり

毎年300羽近い白鳥が渡ってきます。

白鳥というだけあって、真っ白い群れ。やはり壮観です。

飛来地でなくとも、長い道のりの途中で休んでいるのでしょうか、

十数羽が雪の残る枯れた田んぼにたたずんでいる姿もいいものです。

うちの近所の河川敷にもやはり白鳥は飛んできて

毎年冬には一度くらい、子どもを連れて見に行っていました。

近くのコンビニでパンを買って、白鳥にやるのです。

こんなことも、田舎の特権、北国の愉しみです。

が、それももうできないかも知れません。


近年鳥インフルエンザの脅威が言われ始め、

青森でも十和田湖畔で発見されたことがあり

藤崎町では白鳥にエサをやるのを禁じることにしたそうです。

鳥インフルエンザのせいなのか直接確かめたわけではありませんが

去年までやっていた「白鳥祭り」も、

今年は開催されないということです。

子どもたちにせがまれても連れて行ってやれないので

敢えて白鳥の話題を避けたりして。

温暖化といい、鳥インフルエンザといい、

少しずつ、でも確実に私たちの生活に変化を迫っているのですね。
白鳥.JPG

| コメント(0) | トラックバック(0) | 2009年2月25日 23:10

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先日黒石市の伝承工芸館という観光施設を家族で訪れ

売店の一つにふらっと入りました。

素朴な駄菓子や山間部の手作り風の加工品が並んでいました。

干柿、干し餅、むき胡桃(くるみ)などのナッツ類

甘いみそをからめたピーナツ菓子、ぽん煎餅、

山菜の乾物や水煮、漬物、酒粕、果実酒、......。


試食できるように小皿や蓋付の容器がおいてあって、

金色の長髪の若い男性店員が色々勧めてくれました。

子供たちが真似をして食い散らかすのは困るし、癖になるのもなあ、と

私も家人も試食は控えていたのですが

店員がとても感じ良く勧めてくれるので

どれどれ、となりました。

我々が手を出し始めると、これもおいしいですよ、

これもぜひ味みてください、と

次から次へ。結局いろいろ試させてもらったものの中からは「干しバナナ」

そのほかに「桜の花の塩漬け」を買いました。

「あん玉」もひとり一個ずつ買って、店内の腰掛で無料のお茶といっしょに

ご馳走になりました。


店員が感じが良いと、それだけでなにか買いたくなってしまいます。

良い品揃えはもちろんですが、良い店員のいる店は流行るでしょうね。

モノを買うだけじゃなくて、店員とのコミュニケーションや

そこで過ごす時間にもお金を払っているのだと思います。


ネットショップだろうとそれは同じ。

中村醸造元のネットショップも

対応する社員の良さがにじみ出てくる店にしたいですし

覗いていただいている時間を十分楽しんで頂けるようにしたいと思っています。
気持ちのいい店.JPG

| コメント(0) | トラックバック(0) | 2009年2月25日 09:55

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札幌からいったん(なんとか脱出!)青森に戻り

今度は東京に来ています。

札幌では大荒れの天気に翻弄され、新千歳空港滞留時間が非常に長く

それに比例して「白い恋人」と頭の中で反芻していた回数がなんと多かったことか!

それだけ空港内に「白い恋人」の文字が踊っているせいもあるのですが

このネーミング、イメージしやすく記憶に残り易い。

今はもしかして例の生キャラメルにその座を奪われてしまったかもしれませんが、

かつては北海道どころか日本全国のお土産ランキング第一位を

ずっとキープしていたそうです。

この人気はネーミングに負うところも大きいのではないでしょうか。

その発想の基となった映画「白い恋人たち」なんて、

ほとんどの人は観たこともないでしょうに(私も観たことはありません)、

日本全国どの家庭にも、あの、白地に金と水色の、留め金のついたフタ付き缶は

どこかしらに潜んでいそうです。


もちろん、ネーミングだけで

売れる売れないが決まるわけではありませんが

その商品のイメージをつくり

じわじわと浸透させていく最大の要素ではないでしょうか。


当社の醤油生キャラメル「津軽ソイメル」と

醤油もろみ入りサブレ「もろみほろほろ」も、

じわじわじわじわ、染みて染みて染みこんでいってほしいものです...。
白い恋人、たち.JPG

| コメント(0) | トラックバック(0) | 2009年2月24日 01:22

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札幌に来ています。

昨日からTVのニュースなどでごらんになっていた方いるのではないでしょうか。

あのとおり、大荒れでした。


青森空港を定刻より一時間遅れて13時50分に発った私の乗った便は

札幌の新千歳空港上空で旋回すること1時間、

心地よい眠りの合間に「天候不良・・・」「除雪作業・・・」などという

馴染みのフレーズが聞えていました。

いい加減首も痛くなってきたな・・・という頃になって

機体がランディングの体勢をとっているので

ふと窓の外をのぞいてみると・・・!「青森空港」の文字が・・・。

新千歳空港に着陸できずに戻ってきてしまったのでした。

最近ではこういうトラブルは珍しい。

しかも今年は雪が少ないので

なおさら、天気によるこうしたバタバタの可能性をすっかり忘れてしまっていました。

(数年前までは、青森空港の設備が整っていなかったせいもあって、

回り道とか帰れないとか、結構あったのです。)


急遽調べると、空港から車で30分、17時25分のJR青森駅から出る

「スーパー白鳥」と函館発最終札幌行特急「北斗21号」に間に合う!

5時間半電車に揺られて札幌に入りました。


さて、帰りはどうなることか。

札幌にはもう一泊の予定なので、明日までにはなんとか落ち着くでしょう。

が、その後すぐ東京へ飛ぶ予定もあり、

まだまだ北国の天気は油断なりません。(と、気づきました。)


青森の我が家にも、これまでの小雪を取り返す勢いでいっきに降ったそうです。

それも強風で、袋小路になっている我が家の玄関に吹き付けたもんだから

玄関半分くらいまで雪で埋まったとか。

お土産に有名生キャラメルを頼まれてしまいました。

中村醸造元だって、生キャラメル、出してるんだけどなー。

醤油生キャラメル「津軽ソイメル」、出してるんだけどなー。
札幌.JPG

| コメント(0) | トラックバック(0) | 2009年2月21日 23:55

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最近家人がパンを焼き始めました。

白神こだま酵母というパン専用の天然酵母を使っています。

世界自然遺産、ブナの原生林で有名な、白神山地で採取された野生酵母だそうです。

それだけで奥ぶかーい気がしてしまう私は

だまされやすいのでしょうか。

いや、ほんとうに、おいしい。

醗酵の独特な風味と自然な小麦粉の味がよくわかります。

市販のドライイーストって、無添加のものがなかなかないのですね。

乳化剤やビタミンCが添加されているので

動物のように匂いにうるさい家人のおめがね、いや、鼻にかなうものが

近所のスーパーには見当たらなくて、この白神こだま酵母を通販で購入。

うちは基本は和食なのですが、

イベントパスタの夜とか計画的にハンバーガーにする休日の昼飯の時間には

ぷわーんとパン屋の匂いが漂うようになりました。

デパ地下のような過剰なバターの匂いではなくて、シンプルな酵母の匂いです。

材料は小麦粉、ぬるま湯、砂糖、塩、そして酵母のみ。

家人が言うにはカンタン、だそうです。

ごはんを炊くのと似た感覚、だそうです。

そうか・・・?


ともあれ、おいしいので私は文句はありません。

子どもたちもパンを見つけると「パンだーーーー!!!」っと大歓声。

家人はますます気を良くしています。


なんとなーく農大時代の後輩の研究を思い出しました。

この後輩は実験室でキノコを培養していたのですが、

廃棄パンの有効利用を目的として、食パンを混ぜ込んで菌床をつくる

実験をしていました。

製パンメーカー数社のパンを使っていたのでしたが

○○社のパンにだけはどうしてもキノコの菌糸が根付かなかったとか。

恐らくは、防腐剤などの添加物。

市販のパンには食パンと言えど、驚くほど添加物が入っているのです。

キノコのエサとしておいしいかどうかと

人がおいしいかどうかと同じかは別としても、ちょっと面白い結果でした。
菌床.JPG

| コメント(0) | トラックバック(0) | 2009年2月20日 23:52

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前回は人から聞いた津軽弁の聞き間違いの話でしたが、

今回は県外出身の家人の体験談です。


息子を連れて「親子そば打ち教室」を受講した時のこと。

講師のそば打ち名人はばりばりの津軽弁。

そばを打ち始める前に、

ご自身の体験談を交えてそばのミニ知識を話し始めたらしいのですが

実のところ家人にはよくわからなかったそうです。

息子は私と同じく標準語と津軽弁のバイリンガル、

まあ息子がいるからいいか、といちいち質問もせずに聴いていたそうですが、

そのうち名人が中途退職してそばを打ち始めたきっかけとして

「警察」「警察」という単語がひっきりなしに出てきたそうです。

警察?退職?・・・警察沙汰になって退職せざるを得なくてそれからそばにはまった??

田舎町にしてなんとスリリングな!家人の想像力にも恐れ入りますが、

息子と手を取り合って今季いちばんの猛地吹雪の中

吹き飛ばされそうになりながらも歌を歌いながら励ましあって、

でもあまりに吹雪くのでそのうち歌すらも歌えないくらい...

なんとか会場にたどり着いた家人は結構ハードボイルドな気分になっていて、

そば打ちのきっかけが警察沙汰?それもありか・・・と。

(コーエン兄弟の映画「ファーゴ」を観た方いませんか?正にそんなイメージだったそうです)


さて、レクチャーが終わり、そばを打ち始めると、

周りの受講者たちのおしゃべりが家人の耳に入り始めました。

わかってもわからなくても

津軽弁のイントネーションを聞くともなく聞いているうちに

はた、と気づいたそうです。


けいさつ → けーさつ → けさつ → けつあつ →血圧!!!!

血圧だ!!


蕎麦に含まれているルチンという成分には血圧を下げる作用があるんですよね。
名人が蕎麦をうつようになったわけ.JPG

| コメント(0) | トラックバック(0) | 2009年2月20日 00:55

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青森テレビさんで「いいでば!英語塾」という

とてもおもしろい番組を作っています。

英語と津軽弁を一度に教えてくれる、というか、教わらなくても

もうこれだけで面白そうな気がしませんか。

会社にもこのDVDがあって、県外からのお客様にお見せしたりしていますが

大爆笑、大好評。

津軽人の内輪ウケではなく

万人に楽しんでいただけること請け合いです。


普段気づかないのですが、

県外の方からするとやはり津軽弁はかなり難解、且つおかしい、らしい。

たとえば「だびょん」「だっきゃ」という語尾は表記すると

相当インパクトが強いようです。

話すといたって自然、なんだけどなあ...。

子どもたちが「まーいんだっきゃ、まいんだっきゃ!」と

「いーけないんだ、いけないんだ!」の節ではやし立てているのを

初めて聞いた県外出身の家人は大喜び、

しばらく意味もなく「まーいんだっきゃ、まいんだっきゃ!」と歌っていました。

(「まいね」は否定のことば、その変化形が「まいん」です)
 
このように単語自体が標準語とまったく異なっている、という要素以外にも、

母音が標準語にはない中間音で構成されているという特徴が

津軽弁のおかしさを引き立てています。


高校の頃に先生から聞いた小話です。

弘前市内の観光地駐車場で、地元のおじさんが急にトイレに行きたくなりました。

目に付いた売店でトイレの場所を聞き、

「ちり紙(チリシ)くれ!ちり紙!」

渡されたちり紙を握り締め、トイレに駆け込み用を足して

さて始末をしようと思ったところ・・・

なんと握り締めていたのは「チェルシー」だった・・・

お粗末さまでした。
マインだっきゃ.jpg

| コメント(0) | トラックバック(0) | 2009年2月19日 08:24

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顔を見せるということは

私のブログの目的の一つでもあるのですが

また一つ、考えさせられる事件がありました。

もう数週間も前になってしまいますが

あるタレントのブログが根も葉もない中傷で'炎上'し

(この言葉の使い方を初めて知りました)

数十名が検挙されたという話です。

(といっているうちに、今度はまた別のタレントのブログに『殺人予告』

陰湿ですね・・・)


わからないと思った、と犯人たちは供述したそうです。

ネット社会というのは

匿名性が強いようで実はカーテンを引いていない夜の住宅街と同じ。

窓ガラスに映るのは自分だけでも、外からは丸見え、と思った方が良さそうです。

しかも磨かれた窓ガラスだと少し若く見えたりなんかして、気が大きくなったりして。


では、万が一、見えなかったとして。

見えないところでだったら何をしてもいいと思う生き方でいいのだろうか。

(としか言えませんが。)

もうこれは、個々人の倫理観とか良心とかいうものに訴えるしかない。


この頃ケータイを持っているのが当たり前、

メールでコミュニケーションをとるのが常識、みたいになっているようですが

どうも私は落ち着きません。

かくいう私もツールとしては既に必要不可欠のものとなって久しいのですが

中高生が友だちとメールでしかやり取りをしない、というような話を聞くと

大事なものが失われていくような気がします。

たとえば、面と向って「ごめんなさい」と言うことの大切さ。

気まずさを感じながらでも「ごめんね」ということの経験が

人間を成長させていくのではないでしょうか。

顔が見えなければ確かに気持ちも大きくなるだろうから、

言いにくいことも簡単に言えてしまいます。

その時はラクかもしれませんが、ほんとうにそれでいいのだろうか。


コンピューターゲーム同様、ケータイも、

いつまで息子たちに与えずにいられるか、辛抱のしどころです。
顔を見せることについて、再び.jpg

| コメント(0) | トラックバック(0) | 2009年2月18日 00:41

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家族で県立美術館に遊びに行くことがあります。

展示は見たり見なかったり。

何をしにいくかというと、まず弁当を食べる。(弁当といっても、

おにぎりとかパンとか、そんな程度ですが)


天気が良ければ芝生で、

天気が悪ければ休憩所で。

腹ごしらえをしたら展示を見たり(見なかったり)、

無料の映画を見たり、

キッズルームで積み木をしたり、

前庭でキャッチボールをしたり。

余裕があれば図書室もちゃんと覗いてみたい(まだちゃんと見ていません)。

5分くらい歩くと「三内丸山遺跡」と「縄文時遊館」があるので

子どもがいると飽きることはありません。

新しくてトイレなどの設備が充実しているので、これも気持ちが良い。


この週末は久しぶりに雪が降り、

かといってそり遊びができるほどの乾いた雪ではなかったので

子どもたちを連れて県立美術館へ行きました。

高速道路で20分程度なので手軽なのです。

昼過ぎにうちを出たのでまずは休憩所で弁当。ひょっとしたら子どもたちは

美術館とは弁当を食べに行くところ、と思っているかも...。


この日は「小島一郎展」をやっていたので入場券を買いました。

津軽の、主に農村の風景を撮った写真展です。

ちょろちょろ動き回る下の息子を追いかけるのに忙しく、

作品とじっくり向かい合うというわけにはどうしてもいかないのですが

それでも、「文化」に触れているぞという感じはいいものです。

私の様な文化に疎い人間でも、とりあえず、そこにいれば。

小島一郎の繊細なまなざしで切り取られたモノクロの津軽の空と田んぼと農民が

圧倒的な数で無言で語りかけてくるような空間に身を置くというのは

何かエネルギーをもらえる気がします。


とはいえ、チビのおかげでとても入場料のもとを取れたという気はしないのですが

まあ、無料で遊んで帰るだけの時もあるからいいか・・・。
青森県立美術館.JPG

| コメント(0) | トラックバック(0) | 2009年2月17日 00:06

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生キャラメルが流行りましたね。

それまではキャラメルといえば子供の箱菓子のイメージでした。

でも、考えて見れば

キャラメルソースなんて、苦味が美味しい大人の味、

大人の嗜好品として定着するのも不思議はありません。


生キャラメル流行の真っ最中2007年の9月頃、

ナカムラ家でもヨーロッパの有名パティシエの塩キャラメルを頂きました。

なるほど、キャラメルも丁寧に作るとチョコレートと同じような

高級感や満足感が味わえるのだと実感。

ひと粒ひと粒、夜中に大事に。

(子どもはこんな味知らなくて宜しい!)

飲みながら、家人とあれこれ四方山(よもやま)に盛り上がり、

黒豆の蜜煮を牛乳寒天といっしょに食べるとキャラメルみたいな味になるよね!

塩キャラメルがあるなら、しょうゆキャラメルだっていいじゃない!

関さんの生キャラメルも美味しいよね!

醤油キャラメル作ってもらうか!

と、なったわけでした。


思い立ったが吉日、翌日には家人と二人、

我々が絶大な信頼を寄せる関さんというパティシエのいるケーキ屋へ。

お菓子の世界大会(クープ・デュ・モンド)の国内選考会で入賞経験のある関さんは

さすがプロフェッショナル。話は速く

我々の着想を頷きながら聞いてくださって、和風のテイストを表現するアクセントには

胡桃がいいんじゃないか、というような提案もしてくださって

とんとん拍子に商品化が進みました。

こうして2007年10月にはカネカメスイーツ第一号が完成、

通販での販売を開始しました。(カネカメ濃口醤油を使用してます)


セールスポイントは歯にくっつかないくらいのとろとろ感。

(なんだかよくわかりませんが「津軽ソイメル」という商品名は

名付け親の家人によると太宰治のイメージだそうです。)


ついでに自慢の醤油の自慢のもろみも、サブレに使ってもらって

これも商品化。それが「もろみほろほろ」です。

関さんのセンスで素朴ながら上品に仕上がりました。

セールスポイントはほろほろと口解けの良い生地と醤油の香り。

酒のつまみにも良く合う、というのは周りの方々の最近の評です。

(これまたよくわかりませんがやはり名付け親によると、

商品名「もろみほろほろ」は歌謡曲「涙そうそう」のイメージだそうです。)


どうでしょう、バレンタインでチョコレートをもらった方、

3月14日のホワイトでーにはお返しに「津軽ソイメル」「もろみほろほろ」を。

ポイント高いですよ。

チョコレートをもらわなかった方はご自分に、残念賞。

チョコレートをあげた方もあげなかった方も、ご自分へのご褒美に、どうぞ。
ホワイトデーには醤油生キャラメルを!.jpg

| コメント(0) | トラックバック(0) | 2009年2月15日 23:10

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バレンタインデーに、プレゼント商戦がこんなに盛り上がるのって

もしかしたら日本だけじゃないでしょうか。

女性が男性にチョコレートを贈るというのは

もともとは大手の菓子メーカーが仕掛けた戦略だったと聞きます。


それがずいぶん広がって定着して、

戦略としてお見事というしかありません。

うらやましい・・・。


醤油の日、も、狙えるかなあ。

この日は「子から親にしょうゆを送って日頃の感謝を表す日」なんてどうでしょう。

何か名案はありませんか。

年に一回である必要はないですね。

半期に一度、或いは季節ごと。(これじゃあまるでバーゲン!!)

「醤日」なんて、二十四節気にまぎれてあったら格好いいじゃないですか。


今年は中村醸造元も、バレンタインに少しはあやかったのでした。

2009年2月11日放映のABA(青森朝日放送)さんの

「スーパーJチャンネルABA」で、

津軽ソイメル」という醤油の生キャラメルと

もろみほろほろ」という醤油もろみのサブレを

取り上げていただき、おかげさまで反響も多く頂きました。

次回、そのカネカメスイーツについて、ちょっと宣伝しようかな・・・。
世界ソイデー.JPG

| コメント(0) | トラックバック(0) | 2009年2月14日 22:26

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ばたばたして・・・・・・ブログを少し空けてしまいました。

ばたばたしているのはいつものことなので、いい訳にはなりませんが。


さて、一年でいちばん寒い時期のはずなのに、雨が降っていて変な感じです。

小学校のスキー山からは遂に雪が消えてしまいました。


小学校と言えば、息子が

「明日チョコレートもらえるんだよね」なんて言い始めました。

いや、甘いぞ。キミのバレンタイン元年はまだ先と見た。

彼はあまりの食いしん坊ゆえいったんはケッコンをしないことを決意したのですが

おいしいものを分かち合う喜びを知り

やはり結婚はするものだという結論に至ったという話を以前書きました。

(12/2、12/3付けブログ「ケッコンその1その2」)


その息子が、最近また、ちがうことをいいはじめています。

ケッコンはする、という意志はそのまま固めたようですが

なんと「おかあさん(つまり奥さん)に食べさせてもらう」のだそうです。

食べさせてもらう、のは「おいしいものを」ということで

いわゆる「食わせてもらう」ということを今から決めているわけではなさそうなのが

救いなのですが

不甲斐ない父親としてはなんともフクザツ。

まあ、確かに私はうちで出されるもの出されるもの

「ん、うまい」「うまいっ」「うん」「うーん、うまい」と食べているわけなので

食べさせてもらってる、のは確かなんですがね・・・。
息子のケッコン観後日談.JPG

| コメント(0) | トラックバック(0) | 2009年2月14日 00:39

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さて、黒石の、しかも私の住まいから一番近い食堂に

欽ちゃんがつゆ焼きそばとやらを食べに来たというのが今から・・

・・・2年前?3年前だったでしょうか。

話を聞いて、へえ、そんな食べものがあったんだー、へば食べにいってみるべな、

と家人と話していたのですが

歩いて3分だといつでもいいかという気になって、結局行かずじまい。

そのうちにじわじわと地元も盛り上がり、

上の息子の同級生のお父さんが「つゆ焼きそば」のカップヌードル化を実現したり

下の息子の保育園に「テツ&トモ」が取材に来たり

・・・ほんと、ローカルな感じで迫ってきたのでした。

つい最近、また別のTV番組で黒石のつゆ焼きそばが取り上げられ、

出演者である司会者、俳優、芸人、こぞって皆おいしいおいしいと大絶賛。

それで地元黒石が活性化するのなら私ももちろん大歓迎!

なのですが

だんだん紹介のされ方が「黒石という一地方のB級グルメ」から

「青森県民のソウルフード」的な扱いにふくらんできていて「?」。

同じ津軽出身の私でさえ「??」なのに

南部は八戸のひとだったら「むっ」としてもおかしくないんじゃないかなあ。

(県外の方にはわかりにくいかもしれませんが

青森県ってのは津軽VS南部で構成されるようなところがあって、

結構面倒くさいのです。)


・・で、私はといえば

これだけ話題になっていると、

地元に根ざす食品加工業者としては話題性のあるものとして

食べておかねばという気もするのですが

どうもへそが曲がっているようで...結局まだ食べたことがありません。

いっそのことこんなに近くなのに食べたことがない、というくらいの方が

話のタネになるかも!?

(もちろん、食べたらご報告します。)
へそ曲がり 2.jpg

| コメント(0) | トラックバック(0) | 2009年2月10日 23:30

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今私が住んでいるのは、青森県の黒石市という所。

弘前城へは車で30分くらい、青森空港も30分、

JR青森駅まで夏なら50分、冬は90分、八甲田の入口までは40分

といったところです。

さて、その黒石市、このところ脚光を浴びることがあります。

(こう思っているのは地元の人間だけでしょうか・・・)

これだけでピンとくる方はB級グルメ通ですね。


ここ数年地方のB級グルメとやらがマスコミでもクローズアップされ、

地域の活性化の素材として有望なジャンルを確立しつつあります。

青森でいうと「八戸せんべい汁」が

全国のB級グルメ大会の上位に食い込むなど大健闘、

それに続けと奮闘しているのが青森市の「生姜味噌おでん」と

黒石市の「つゆ焼きそば」。


その「つゆ焼きそば」が

おそらくは初めて全国ネットレベルのTV番組で取り上げられた時、

その番組内で萩本欽一さんが訪れたという食堂が、

実は私のうちから一番近い食堂なのでした。歩いて3分ほど!

これって、東京と違って、結構すごいことなんですよ。

東京ならすぐそこのカフェや居酒屋に有名人が来た、なんてざらでしょうが

ここ黒石市境松は無人駅だし、

隣の田舎館村はその名のとおり「田舎に泊まろう!」が来てましたから。

あれから数年、「黒石のつゆ焼きそば」の知名度もだいぶ上がってきたようです。


さて、地元の醤油屋としては地域の食も知っておかねば。

次回もつゆ焼きそばの話です。

<つづく>
へそ曲がり 1.jpg

| コメント(0) | トラックバック(0) | 2009年2月10日 02:03

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みそを仕込みました。

仕事ではなく私事です。

津軽藩の城下町に商いを始め、

中村醸造元は実は醤油よりも味噌を先に手がけていました。

『津軽味噌』といわれている津軽一帯の味噌の発祥でした。

なんていうと昔取った杵柄(きねづか)という感じでかっこ悪い。

今は自社工場では仕込んでおりません。


私が子供の頃は、味噌もまだ自宅裏の工場で作っていました。

大量に蒸しあがった大豆の、もわっとした匂いとか

大釜を開けた時の湯気が空気に混じっていく感じが

その頃の記憶と渾然一体となって思い出されます。


『手前みそ』とはよく言ったもんですね。

大学の実習では十数班がそれぞれ仕込むから

材料も分量も同じなのに、少しづつ醗酵加減の違う味噌が十数種類仕上がります。

皆自分のがいちばんうまい、と譲らない。

小学生の自慢大会のように、他愛もなく言い合ったのでした。

そういえば面白い『手前みそ論』も聞いたことがあります。

自分で手をかけたものはすばらしいという心理的な要素だけではなく、

文字通り自分の手垢のついたものには親和性があるから実際に美味しく感じる、

という仮説です。実証されたかどうかは知りません。


さて、農大時代の実習や知人の農家のみそ作りの手伝いということはありましたが

うちでのみそ作りは初めてです。

今回は大豆1キロ、米麹1キロ、塩450グラム。初心者のお試しコース的に。

滞りなく仕込み終わり、後は6月頃にカメを開けてのお楽しみ!

『手前みそ』なご報告をすること請け合いです。


お楽しみといえば、大豆がゆで上がるたびに

マメ好きの子どもたちにはゆで大豆のおこぼれが。

ゆでただけの大豆も、つぶして丸めた大豆団子もいいおやつ。

私もそれが目当てで工場にいたずらに行っていたことを、

大豆の匂いとともに思い出したのでした。
お楽しみ.jpg

| コメント(0) | トラックバック(0) | 2009年2月 9日 09:32

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いいじゃない!りんごがおいしければ!

家人は言います。

彼女は果物の中でいちばん、りんごが好きだそうです。

(この○○の中でいちばん、というおとなげない表現は彼女のそのままの表現です。

その場にいた息子の発言をうながすようにそう言ったようですが。)

家人はとにかくりんごが好きで、

おいしいりんごがこんなにたくさん食べられるとは!と

秋から冬にかけてほんとによく食べています。

朝昼晩1個ずつとして一ヶ月90個!?

11月くらいから1シーズン3ヶ月として、低く見積もっても270個???

青森暮らしを満喫しているといったところでしょうか。

玄関先に木製の大きなりんご箱、りんごと灯油が我が家の冬の匂いです。


そうか・・・家人のりんごを食べる勢いに納得してしまいます。

最近では完全無農薬のりんごづくりを成功させている木村さんがNHKの番組に取り上げられたり

単行本が出たりして有名になりましたし、

私が個人的に買わせていただいているFさんも減農薬でがんばって作っていて

本当においしいと一流の料理人の方々からも評判です。

こんなにおいしいりんごを食べたことがない、と言ってくださる県外の方も少なくない。

今年は世界的な不況であまり芳しくないようですが、

近年は中国の富裕層がこぞって青森りんごを求めるらしい。


津軽はりんご、でいいじゃない。

夕張メロン、丹波の黒豆、紀州の梅、下仁田ネギ、三浦大根・・・・!

そんなふうにブランドのように「津軽だからおいしい」を目指せばいい。

最近そう思うようになりました。

(りんご農家でもないのに、すみません)

だからがんばっているりんご農家の方たちは応援したいし、

りんご以外にもこんな良さもありますよーと脇から色々紹介していきたいと考えています。


だから・・・温暖化が進み、りんごの産地が北上してしまうことを

心から憂えています。

(出張先の東京から、りんごのように故郷の空を思いつつ...。)
津軽はりんご、りんごは津軽 2 JPeg.JPG

| コメント(0) | トラックバック(0) | 2009年2月 7日 09:37

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ブログのネタ探しに家人に聞いてみました。

津軽っていえば何かなあ。

「りんご!」

即答でした。


ちょっと複雑な気もします。

確かに県外で100人に訊けば

90人くらいは「青森といえばりんご」と答えるでしょう。

もっとかな。もしかしたら99パーセントくらいでしょうか。

なんだか悔しいような気が、ずっとしていました。

私と同じように思う津軽人は多いのではないでしょうか。

それにしても、いくら県外出身とはいえ

津軽に暮らしてのべ7、8年はたつ家人からそんな答えを聞こうとは・・・。


じゃあ何か。

我々(すみません、同志の方、ひとくくりにさせて頂きました)津軽人は

津軽といえば「何」といってほしいのか。

・・・・ねぷた、ねぶた、さくらまつり、三味線、岩木山、白神、

南部や下北半島を含んだ「青森」にまで広げれば八甲田、十和田湖、奥入瀬、恐山・・・

並べてみるとなんと美しい自然に囲まれていることか。

ついでに言うとベストワンとまではいかなくとも

ベストテンには入るようなものは・・・

ホタテ、イカ、ヒラメなど新鮮な海産物や七子八珍といわれる海の珍味、

長芋、にんにく、ブルーベリー、カシス、菜の花などの農産物、

何といっても食糧自給率が4割を切るこの国で、青森県は自給率118%、

これは十分誇れることだと思います。

<つづく>
版津軽はりんご、りんごは津軽 変更.jpg

| コメント(0) | トラックバック(0) | 2009年2月 6日 03:46

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この間、家人が焼いたクッキーを食べて

『にんにく入り七味唐辛子』が入っているかと訊いて失笑されました。

弁解します。

私がそう聞いた理由

① 私がどこかから買って来た『にんにく入り七味唐辛子』の瓶が大きすぎて

なかなか減らず、かねてからもてあましているのを知っていた。

② 家人は不思議なものを良く作る。例えば、醤油蒸しパン。例えば、バナナ餅。

(不思議にどちらも癖になる味でした・・・家人の名誉のために)


うちでは出される料理をおいしいおいしい、と気を抜いて

のんびり食べてばかりいられません。

無邪気な声で家人の質問が飛んできます。「何入ってると思うー?」

どきり。声は無邪気でも意地悪な底意を感じます。

テストの対象は煮物の味付けだったり、肉団子の材料だったり、和え衣だったり。

職業上の訓練です。

ああ今日はもう疲れているから勘弁して!と言えないのを、見透かされています。


いやいや、私には必要なのです。

実際そこから新商品の発案が生まれたりヒントが得られたりもするのだし

味に対して常に感受性を高くしていたいという気持ちもある。

間違えられんぞー、という私のプライドと

どーだ、当ててみろー、という家人のサディズムが

ちょっとした緊張感を家庭の食卓にもたらす、試合のようなひとときであります。

(映画の『ピンクパンサー』を見たことのある方は、

クルーゾー警部とその助手のカトーの戦いを想像してください)

最近そこに息子も自ら志願して参戦するようになり、

頼もしい限りであります。


さて、冒頭のクッキーですが、

答えは人参入り生姜クッキーで家人のオリジナルではないそうでした。

(私の珍回答が家人に新たなレシピのアイディアを与えていないことを願いつつ...

だって、にんにく七味クッキーですよ...。

でも、あり、か?)
食育されてます.jpg


| コメント(0) | トラックバック(0) | 2009年2月 4日 23:20

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この間は三浦さんのことを書きましたが(1/20付けブログ『三浦さん』)、

下仁田さんのことも書きたくなってしまいました。


下仁田ねぎはその名のとおり、群馬県下仁田町を中心としたある地域が産地です。

なぜかこの地域だけでしかうまく肥え育たないそうです。

これだけでおいしそうな気がしてきますよね。

見た目もおいしそう。

直径三センチくらいはある太さが、見るからにただ者ではなさそう。


実際おいしいんです。

実は私はねぎが苦手でした。焼き鳥や串カツの肉と肉の間にがしがしっと刺さっているねぎを、

デリカシーがない、と思うくらい苦手でした。

それが、下仁田ねぎのおかげでねぎの美味しさに開眼させられた次第。

今では私も普通のねぎだって、冬の寒い時季に太く育ったものを

鍋にしたりとろとろのスープ煮にしたりすれば

ねぎのおいしさにあらためて気づかされるのですが、

下仁田ねぎはそのねぎのおいしさを更にぎゅっと詰め込んでいます。

煮込んでも頬張ると香気がふわっと立ちのぼります。

噛むととろーっと柔らかい甘みが口いっぱいに広がります。

すき焼きなんかやっても(贅沢ですね!)

国産牛でさえ下仁田ねぎの助演になってしまう感じです。


三浦大根とは違って、

下仁田ねぎは大きいからと小売店に敬遠されることもないのでしょうが、

種を植えてから収穫まで13ヶ月かかるというから

やはり生産者の方々の地道な苦労がしのばれます。

普通のねぎより割高でも、年に一度くらいは「下仁田ねぎを食べる日」をつくって

こんなおいしさもあるんだとしみじみ味わっていたいと思っています。

下仁田さん.jpg

| コメント(0) | トラックバック(0) | 2009年2月 3日 23:43

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先日、家人が息子の小学校の同級生のお母さんと会った時のこと。

娘が「お母さん、こんにゃくって作れるんだよ!」

「コンニャクイモっていう芋からつくるんだよ!」

と、話してくれたそうです。

・・・もちろん出所は我が息子。

勉強はまあまあ、運動神経は自転車補助輪外せず臆病でうんていも大パニック、

いかにも喘息もち,というひょろひょろ体型、な息子が

ここぞ、とばかりに得意げにトリビアを披露している様子が目に浮かびます。

なんだ、あんまり興味ないような顔して背を向けて遊んでたけど、

ちゃんと聞いてたんだな。


こんにゃく、やっぱり来年もつくるべが・・・。

な、かっちゃ。

こんにゃく後日談

| コメント(0) | トラックバック(0) | 2009年2月 2日 22:55

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今住んでいる黒石市は私が生まれ育った弘前市から車で20分、

中学、高校時代には黒石から通っている同級生が何人もいたし

成り立ちからしても弘前城を中心とする津軽藩の一に属しているから

訪れた回数は少なくとも

まあ比較的よく知っている身近な土地だと、引越し前には思っていました。


ところが!

6年前の冬の初めに引っ越してきて、

初めての正月を迎え

仕事始めも過ぎ、

正月気分もすっかり抜けてきて

冬の寒さもピーク、という頃に、それはじわじわとやってきたのでした。


最初はジャスコの折込チラシだったか。

大きな見出しで「先着○○名様にマッコ贈呈!!」

マッコ・・・? 津軽弁でお年玉のことです。

正月もだいぶ過ぎているのに、こんな時期にマッコ?

その次くらいもチラシ。商店街だったかホームセンターだったか。

「お買い上げの方全員にマッコ箱!!」「マッコ抽選会!」

マッコ箱??マッコ抽選会??

しばらくそんなチラシがつづきました。

「ダブルマッコ!」「もれなくマッコ!」「ご予約の方全員にマッコ!!」

そしてとどめに市役所の広報。

「マッコ市開催。朝5時に第1回ふくまき。マッコ引換券あたります」

「早朝からやる市」らしいということくらいは推測できましたが

マッコ、マッコ、マッコの大攻勢に、さすがに無視できなくなって

会社で訊いてみました。

「知らないんですか??」逆に驚かれてしまいました。

何でも人口3万の黒石に、一年のうちでいちばん人の集まる日。

黒石ねぷたよりも??3大流し踊りの黒石よされよりも????

ますます謎のマッコ市。

そうときたらこの目で確かめないわけにはいきません。

当日、当時一歳の息子と家人と三人、えらく早起きして厚着して

まだ真っ暗な零下の世界、マッコ市に出かけました。

確かにこんな時間なのに人がちらほら。

商店街の中心に向っていくと、そのうちぞろぞろ。

田舎町の商店街、今どき昼間だってこんなにいない。

そしてざわざわ。確かにかなりの人出です。

よされより多いというのは大げさでしたが、

黒石の商店街にこんなに人がいるのを見たことがなかった上、

まだ薄暗い商店街に突然湧いて出たような人波のざわめきは

まるでアンゲロプロスの映画のようでした。

残念ながらふくまきは終わってしまったようでみるみる人波は退いていきましたし、

ぽつんぽつんと灯りのつく店はありましたが

なにしろ寒いので、たいやきだけ買って食べながら「ふうん、これがマッコ市かあ」と

ひとまずは納得してうちに帰り

また皆で布団にもぐりこみました。


次に目覚めた時はほとんどマッコのことなど忘れ、普段の日曜日。

のんびりフロ掃除をしたり軒下のつらら落としたり子どもと遊んだり。

そのうち乾電池か何か、小さいけれどどうしても必要な買い物を頼まれ

息子を連れてホームセンターへ。

乾電池1個とか電球1個とか、そんな買い物だったと思います。

レジでお金を払って商品を受け取って、・・・・と、

なんとみかん箱くらいのダンボールを渡されるではないですか!

思わず受け取ってしまってから

「いえ、乾電池だけですっ!!」

「いえ、マッコです」にっこり笑って返されました。


乾電池はポケットに入れ、「マッコ箱」を両腕に抱えて

狐につままれたような、いささかぼーっとした頭のままうちに帰り

無駄な買い物やおまけの嫌いな家人に叱られました。


さて、以来、2月の第一日曜日、マッコの日は要注意です。

こういう日に限って、ストックのないトイレの電球が急に切れたりするんですよね...。

マッコ

| コメント(0) | トラックバック(0) | 2009年2月 1日 00:16

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