元祖「昆布しょうゆ」のカネカメなかむら社長ブログ

一滴の醤油から見える社会、食を中心とした日常の雑感や食育のことを書いていきます。

さて、甘いのとからいのの同居ではないのですが、

津軽の赤飯、これが甘い。

数年前、結婚式の引き出物で小さいお重に入った赤飯を頂きました。

帰宅すると、小腹の減っていた家人が早速食いつきましたが

一口食べてものすごく変な顔をするではありませんか。

まんじゅうどら焼き鯛焼きぜんざい甘いもの大好きなくせして

「甘い!」と不満顔。

おまけに「ショックー!!」だなんて騒ぐではありませんか。

たかが赤飯。不味いのかなと、私も食べて見ましたが

何のことない、普通の、津軽の赤飯でしたよ。

家人にして見れば赤飯はごま塩で食べるほんのりしょっぱいもの、

それが甘いのは許せないそうです。

私も高校の頃、

関東の知人のお宅で、生まれて初めて甘くない赤飯を食べて驚いたことがありましたが、

別に許せないとは思わなかったなあ。

(もしかしてこれを読んで初めて他の地域の赤飯が甘くないのを知ったという

津軽人もいたりして。そのくらい、津軽の赤飯は、甘いのが当たり前なのです)

甘いのも甘くないのもどちらも好きですが、

どっちが私にとって赤飯らしいかといえば・・・

普段意識しないのですが...

...やはり私も...津軽人なんだなあ...、甘い方が...赤飯...のイメージなのです...。

(口ごもってしまうところが...少数派の自覚です...)


ところで、蒸しパン、はどうでしょう。

皆さんは甘いイメージですか?

甘くない蒸しパンって想像できませんか。

中村醸造元の「しょうゆコンブ」を汁ごと使ってサラダ油と小麦粉、

ふくらし粉だけで作った蒸しパンって、なかなかおいしいんですよ。

甘くないので、子どものおやつにも

おとなの間食にも軽い朝ごはんにもぴったりです。

(社内の試食会では「蒸しパンは甘くないと・・・」という意見があったのですが。

そうかなあ...。)
あまい?からい? 2.jpg

| コメント(0) | トラックバック(0) | 2009年1月31日 00:01

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酢豚が嫌いな人って結構いるようです。

あのパイナップルが許せない、おかずの中に甘いパインが入っているのがだめ、

という理由をよく聞きます。

サラダやピラフにレーズンが入っているのが嫌だという人もいますよね。

子供の頃から酢豚は嫌いではなかったのですが、

ポテトサラダのレーズンは私も苦手でした。なんでこんなものを入れるんだ!

今風に言うと「意味わかんない!」


大人になってから、その意味がわかるようになりました。

パイナップルの存在価値とか

レーズンの存在意義です。

甘いとかからいではない、別の要素、たとえば酸味だとか食感だとか

相乗的に或いはアクセントとして醸される味わいがわかるようになった、

ということでしょうか。


そうなってくると気になるのが

餡(あん)入りの餅が入っているという四国の方のお雑煮です。

今よりも若い頃に聞いて

ゼッタイに食べられないと思っていましたが

最近はもしかしたらいけるかもしれないと思うようになりました。

と思っていたら、実は青森県でも下北の方には

餡入りの餅を塩味のつゆで食べる「けいらん」という料理があるそうです。

機会を見つけてぜひ食べてみたい。


醤油だけというシンプルな味付けもいいですが

時々は冒険もいいかも知れません。

たまに、ですが。

<つづく>

あまい?からい?

| コメント(0) | トラックバック(0) | 2009年1月30日 01:57

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さて、ナカムラ家一同わくわくの生クリームの日。

期待に胸を膨らませる息子を前に

「ほら、これがほんとうの生クリームなんだよ」

「な、うまいだろ」

「こうして、こうやって、空気を入れるようにやってごらん」

「な、だんだんとろーっとしてきただろ」

「な、これがほんものなんだ」

「ほれ、ふわっとしてきた」

「おおっいい感じだ」

「これはうまいぞ」

「その辺のケーキ屋の生クリームなんて目じゃないぞ」

「ほれ、空気が入ってふわふわしてきた!」

「お父さんが小学生の頃はこんな贅沢なクレープは食べたことなかったぞ」

「これをほんとうの生クリームって言うんだぞ」

「やっぱり、生クリームだよな~」

「な、おもしろいだろ、こうやってクリームになるんだぞ」


そこへ「もういいよ」家人が一言ぴしゃり。さらに「押し付けがましい!」

私が熱弁をふるえばふるうほど、息子が退いていくのを感じたそうです。

そうだったかもしれない。

「滅多にないいい機会」「すばらしい生クリーム」「あわ立てる面白さ」

三拍子そろってつい力が入ってしまいました。

これって、前に自治体の食育プログラムに感じたある違和感に似ているかもしれない。

「教えなきゃ!」という力み。

ついつい教訓めいてしまったりするのです。


ただあわ立てる前の生クリームを舐めさせて、

泡だて器を正しく握らせて

角が立つまでひたすらいっしょにホイップして、

できた生クリームをクレープに包んで

おいしいおいしいと食べればそれで十分だったんですよね。

実際、生クリームたっぷりのクレープを一口頬張った時の息子の顔ときたら!

食育2

| コメント(0) | トラックバック(0) | 2009年1月28日 23:55

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ナカムラ家では滅多にないことなのですが、

生クリームを泡立てることになりました。

脂肪分48パーセントの純生クリームなんて

なんと贅沢!味としても中年に近づきつつある肉体にとっても。

というわけで、ホイップクリームを食べるために

家人は前夜から計画的にそば粉のクレープ生地を仕込み

私もわくわくしながら、その日の朝を迎えました。


さて、休日の朝も仕事で家族とゆっくり朝ごはん、という機会がなかなか取れない私、

この日はこれまた珍しく仕事は午後から。

(生クリームのためにそうしたわけではありません!)

ホイップ係兼食育担当に任命されました。

かねてから、ケーキはショートケーキ、

クレープはチョコバナナ、と

いかにも現代の中年男的な選択をしてしまう私ですから、生クリームにはうるさい。

カスタードクリームやバタークリームを目の敵にするようなことを言っては

家人に失笑されてばかり。

この際理想のホイップクリームのすばらしさを、息子に伝えたい。わかってもらいたい。

本当の生クリームはこういうものなんだよと。

ホイップさせながら息子にそのプロセスを見せよう、というのも狙いでした。

生クリーム一つでも、食育!生活の中の食育!すばらしき食育!

<つづく>

食育1

| コメント(0) | トラックバック(0) | 2009年1月28日 03:19

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このあいだ餅好きだと書いたばかりで今日はごはんの話、節操ないようですが

餅もごはんもどっちも好きです。

日本人はここ数十年で、ずいぶん米以外の主食を食べるようになってしまったようです。

実は私も...パスタが大好き、うどんも香川県の麺屋さんからお取り寄せ、

おいしい天然酵母のパンがあればそれだけでワインがうまい、なんて思います。

米がおいしいように、小麦粉もおいしいんですもの。


最近になって、減少傾向の米の消費を増やそうということで

国を挙げて米粉を活用しようという動きがあるようです。

パンや麺など小麦粉の主食にあまりにも馴染んでしまった日本人に、

もう一度、もっとごはんを食べようとさせるのは

確かに無理があるのかもしれません。

米粉を使ったケーキとかパンとか、工夫が進み、実際人気もあるようです。


でも...個人的な好みとして

やっぱり米はごはんで食べるのがいちばんおいしい。

天丼、牛丼、親子丼、うな丼、いくら丼・・・

つゆやタレがしみたごはんのうまさといったら!

タレがからんだ米の一粒一粒が口の中でぱらぱらっとひろがるところ、たまりません。

丼ものの美味しさってごはんの美味しさに負うところが多いのではないでしょうか。


おにぎりもごはんのおいしさ。

握り方によって美味しさが変わってきます。

ある料理人の方が、我々は空気も食べていると言っていましたが、なるほどおにぎりは

ごはんといっしょに空気も握っているわけです。

握りすぎるとおいしくない。空気もいっしょに米粒と米粒の間に閉じ込めるように

そっとにぎってやる。それだけで違ってきます。

(主夫学生時代、毎日家人の弁当用のおにぎりを握るうちに

会得したコツです!)


卵かけごはん、なんて、ごはん食文化の最たるもの?

(卵かけごはんの素もいろいろあるようですが、是非いちど、カネカメ濃口だけを

卵ごはんにぽとぽとっと垂らして食べてみてください!

これも津軽50マイル醤油<ブログ夢をかたちに・・・その1~3参照>との対決?

が楽しみだなあ)


そう、醤油屋としても、

米をもっとごはんで食べてもらえるような提案をしていきたいですね。

おいしいしょうゆ味がごはんを食べたくさせること、日本人ならわかる感覚では・・・。

米はやっぱり

| コメント(0) | トラックバック(0) | 2009年1月27日 02:06

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子供の手伝いの話です。


前に金柑に針で穴を開ける手伝いのことを書きました。

1月10日付け「食育はつらいよ!」お読みください

家人もさすがに2歳の息子に「手伝わせる」ことが

(つまりこの場合、作業をはかどらせるというより

邪魔せずにいてもらって作業を滞りなく行うということがゴール)

そんなにうまくいくとは思っていなかったようですが

予想以上にスムーズだったのに気を良くしていたようです。

そこでちょっと時間にも気持ちにもゆとりのあった休みの日の夕方、

子どもたち二人に声をかけてみたそうです。

「煮干裂く手伝いする?」


1年生のお兄ちゃんは何年もしている作業なので

最近では声をかけても「やんねえ」(ふてくされているわけではありません、

津軽弁です)とか「あとでー」とか

いずれにしてもあんまりいい反応ではなくなってしまっていたのですが

この日は「やるやる!」と快諾。

あれよあれよという間に新聞紙を広げ、自分でそんなことはしたことなかったのに

袋の口を切ってざらざらと煮干を出し、

弟にあれこれとインストラクション始めるではありませんか。まさに門前の小僧。

なるほど、弟子がいるから張り切っているな。


さて、弟子の方はというと。

どうも我々親は子の能力を過小評価しがちなようです。

2歳といえど、煮干の頭を取って身の部分を半分に割きワタを

取り出し分ける、というくらいはちゃんとこなしたそうです。

しかも煮干ひと袋分くらいは集中力が持続したというのには驚きました。

最後はお兄ちゃんから取った煮干の頭を食べることを教えてもらい

「ごちそうさま!」とゴキゲンでお手伝いを終えたそうです。

煮干しデビュー

| コメント(0) | トラックバック(0) | 2009年1月25日 00:25

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運転中だったので画像は映らなかったのですが

数週間前に女性と男性の脳の違いを科学するNHKの番組があり

興味深く聴いていました。

なんでも男性女性では同じ問題を解決するにしても

脳のまったく違う部分を用いているらしいとか

そうした違いは太古の歴史をさかのぼり

外に出て行って狩をするか一つところで子育てをするかという目的の違いから

生まれてきたものらしいだとか

同じ営業でも顧客の性別によってアプローチを変えているビジネスの例だとか

アメリカでは男女別に教育カリキュラムを組むことが推進されているらしいとか。

音声だけ、しかも運転中だったので

『・・・らしいとか』という精度でしかお伝えできないのが申し訳ないのですが。

(後で調べると「NHKスペシャル 女と男 第2回 何が違う?なぜ違う?」

というタイトルの番組でした)


動物なのに首もとまでネクタイで締め上げて

本来夜行性でもないのに夜中に自動車を走らせている私が

何日も飲まず食わずで獲物を求めてサバンナをさまよってきたなんて

到底信じられないのですが。

いえいえ、つまり、そうした脳のはたらきを今ももち続けているということが、ですが。

命がけで生きる、という点では、同じでありたい。


少し前なら男女差別だとか機会均等に反するとかって睨まれそうな話ですが

今は男女の身体だけでなく脳や脳のはたらきの違いをきちんと理解した上で

個人を尊重することを身につけなければいけませんね。


・・・と、教科書的に締めくくりましたが・・・

Sさん、すみません、これが私の限界です。

Sさんに「女のこと書かなきゃ、男は読まないよ」と言われたので

「女」のことを書こうと思ったのでした。

精進します。

女性のこと

| コメント(0) | トラックバック(0) | 2009年1月24日 01:22

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いやあ、なんといっても恐ろしい量のこんにゃくができてしまい、

スーパーで売られているよく見かけるひと袋分が10枚。

10枚のこんにゃくが大鍋でぼこぼこ頭を出している灰汁抜きは壮観でした。

そのようにして、こんにゃくたちは私が打ち合わせに出ている間に完成、

夕食のおかずとなって食卓に並びました。

当日の晩には灰汁抜きが間に合わないと思っていたら意外に早く抜け、

食べてみたらイケル!ということで家人が急遽『田楽』にしたのでした。


量が量なので、とにかく、消費したい。

『田楽』が子どもたちに大うけなので、家人は気をよくして

『刺身』も登場。ゆずと濃口で食し、これは大人向け。


当たり前のことですが、味はといえば、ちゃんと立派にこんにゃくでした。

形はちょっと悪いですが

(ちょっとシャープじゃない、いかにも手づくりという見栄え)

食べればしっかり、こんにゃくです。

歯ごたえがくせになるおいしさ。


翌日はこんにゃくが主役のおでん。ありあわせの具、とはいえ

三浦大根、昆布、はんぺん。十分です。

とどめに鶏肉。万全。

ついでに玉子。パーフェクト!

おいしい、おいしい。

大挙するこんにゃくにおののき、こんにゃく作りはもういいか、と正直

思っていたのですが、おいしいおいしいと食べているうちに

こんな冬の恒例作業もいいかもしれない、と思うようになってきました。

(この心境の変化がどう持続するか、次の冬にまたご報告します。)

ところでこんにゃくづくりの間中、家人と二人、口をついて出てくるのは

「なぜ、こんな食べものを思いついたのか」ということばかり。

コイツをどうにかして食べてやろうという執念だよね、と感嘆するしかないのですが

どなたかご存知の方、教えてください。気になって仕方ありません。

だって、熱にかけてつぶして放置して凝固剤と2分以内に混ぜて放置して、ですよ。

こんな偶然が重なることってあるんだろうか。

(しかも途中で味見して放棄しなかったのがすごい!)


さて、こんにゃくづくりで私が学んだことは、

こんにゃく屋さんも大変なんだなあということでした。

(小学生の工場見学よりも単純な感想ですね・・・。)

こんにゃく3

| コメント(0) | トラックバック(0) | 2009年1月23日 00:01

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さて、こんにゃくづくりですが、今回の我々のプロセスとしては、

① 芋を洗う。

② 柔らかくなるまでまるごと圧力鍋で蒸す。

③ 皮をむいて正味600グラムを水1.8リットルと混ぜながら
   フードプロセッサーでつぶす。

④ 1時間半ほど放置する。

⑤ ぬるま湯で溶いた貝カルシウムの粉末と2分以内に(!)渾身の力を込めて混ぜる。

⑥ 型に入れて1時間ほど放置する。

⑦ 適当な大きさに切り分けて30分ほど茹でて灰汁(あく)を抜く。


蒸しただけのこんにゃく芋は、

ところどころ透明感が出て里芋のようにほっくりした感じもあって

おいしそうに見えなくもない。食いしん坊の好奇心として当然食べてみたい。

作り方の説明に「えぐみがあっておいしくない」と注意書きがあったし

「あまりにも不味いのでこんにゃくが嫌いになった」と

知り合いのこんにゃく屋さんが言っているほどでしたが

柿渋を体験した息子と家人の話に「私だって!」と触発されていたということもあり、

昨年12月7日付けのブログ『シブイ!』をお読みください

ここは味見しておかねば醤油屋がすたる。

が、・・・残念ながら柿渋ほどのインパクトはありませんでした。

ピリッとした刺激、やはり味覚というよりは触覚に訴える種類のもののようでした。

(残念!)


「放置する」というプロセスが何度かあるので、かかりきりというわけではなかったのですが、それ

でもなかなかの時間がかかりました。

専ら家人と二人の作業、子どもたちへの食育の良いチャンスとはいえ

要領がわからなかったので自分たちだけで手一杯、

手伝わせる余裕などありません。

滅多にないことなので、こんにゃくだって作ろうと思えば自分で作れるんだよという

感覚を植えつけるべく、おいでおいでと呼んで

木べらで少しかき混ぜるまねごとはさせましたが。

あまりにも地味なその外観と匂いに(なにしろカワイイ好きの息子ですから・・・1月8日のブログ

『いっしょに寝たい』をお読みください)

言われるままに形だけかき混ぜてから、そそくさと遊びの方へ戻ってしまいました。

(なんだか過去のブログご紹介回みたいになってしまいました...。

すみません、実際に体験したことって、特に筆が進むようで

こんにゃくづくりの顛末はまた明日つづけます)

<つづく> 

こんにゃく2

| コメント(0) | トラックバック(0) | 2009年1月21日 23:51

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こんにゃくには冬の思い出があります。

子どもの頃、弘前の雪灯篭祭りに行くと言うと

同居していたおばあちゃんが100円のお小遣いをくれました。

それで何を買うか、迷うのですが

甘酒、アメリカンドッグ、あんまん、玄米パン、玩具のあたるくじ

キャラメルを落とす射的・・・・悩ましい!

(今思うと子供の頃のお祭りというと、わくわく迷うというのが

楽しみのほとんどを占めていた気がします)

さんざん迷って、結局買ったのはおでんのこんにゃく、ということが

結構ありました。

子どもにとっては退屈な家庭料理だったおでんでしたが

祭りの出店となると話は別、長い時間煮込んで味がしっかり染みたこんにゃくは

子ども心にもたまらん味だったのでした。


さて、初めてこんにゃくを作ってみました。

芋からです。そう、コンニャクイモ。


タネ明かしから先にしてしまいますが、

ブログのネタにならないかという安易な思惑からのスタートでした。

ついついブログのネタ探しをしてしまう私に

家人の「へばこんにゃくでもつくってみるべか」という提案があったのです。

もともとモノづくりには興味があるので何でも自分で作ってみたい方ですが、

ブログでもやってなければ、この忙しい時期にほいほいと飛びついたりはしなかったかも

しれません。

「んだな、やるべし」

というわけで、おかげさまで一つ、初体験となりました。


次回は私のこんにゃくづくり報告です。

<つづく>

こんにゃく

| コメント(0) | トラックバック(0) | 2009年1月21日 01:03

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私の冬のおいしいものリストには野菜がたくさん並びます。

下仁田ねぎはねぎといえど王様の風格。
年に一回くらいしか頼んでもらえませんが。

それに比べて毎日のように食卓にのぼるキャベツも、
冬には甘みが増して、油揚げと合わせた味噌汁は私の味噌汁の具ベストワンです。

・・・といった具合に、つまり冬は大抵の野菜に甘みがのって美味く
根菜もホクホク身体を温めてくれるのでありがたく
おいしいものリストは常に野菜で満載となるのでした。


中でも特筆したいのは三浦大根。
甘みだけでなく煮物にした時の食味の良さは他の大根にはなかなかありません。
なますやサラダなど生食にしても辛味と甘みのバランスよく、
その上あの大きさのお得感!すばらしい。

学生時代よく行った下北沢の屋台では、おでん大根は三浦に限る、と言っていました。
だのにその大きさが足を引っ張っているそうです。

普通の大根でさえスーパーなどでは半分に切って売られていることが多いようです。
確かに大根だけ買って帰るわけではないし
少人数の家族が多くなった昨今、
大根を一本まるごとかごに入れるのは勇気がいるかもしれません。

ましてや赤ん坊の胴くらいはありそうな三浦大根だったら...
確かに小売店には嫌われるだろうなあ...。

だけどそんな理由でおいしい大根が売られなくなるのはなんともさみしい限りです。
もちろん三浦大根の生産者さんたちは私になんか言われなくとも

それぞれ努力工夫して販路を保っているのでしょうし、
ここ津軽から三浦半島までの距離を考えたら、私が取り寄せたところで
フードマイレージが上がり地産地消にも逆行するのでしょうが。
機会があったら、ぜひ三浦大根を食べてみてください。


おいしいものは残していきたいです。

三浦さん

| コメント(0) | トラックバック(0) | 2009年1月20日 00:19

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甘酒には2種類あるのをご存知ですか。

一つは酒粕(さけかす)をお湯で溶いて砂糖などの甘みを添加したもの。

もう一つは米と米麹だけを原料に高温を数時間保って分解を進めたもので

独特の香りと自然な甘さが特徴です。


私は後者の甘酒が好きで、

秋冬のお祭りではちょっと冷えてくるとこの甘酒を探します。

弘前はさくらまつりも、春とはいえ夕方にはだいぶ寒くなってくるので

甘酒で温まりたくなります。

ところが最近私の好きなタイプの甘酒になかなか出会えなくなってきてしまいました。

なんでだろう・・・

さみしいなあ・・・

と漠然と思っていましたが。


去年、初めて小学生の工場見学を受け入れた時に

工場見学準備チームを立ち上げて、わかりやすく面白い工場見学と醤油の作り方講座を皆で考

えました。

その中で「菌」のはたらき方を実際に体験してもらおうと、

糖分を添加しない方の甘酒を飲んでもらうことにしました。

社員が米と米麹で6時間55℃に保って、甘酒を作ってきてくれました。

うん、そうそう、甘酒だ。味見もして試飲皿をスタンバイ。

醤油の作り方のレクチャーの途中で、

会議室に体育座りになった50人の小学3年生にその甘酒を配り飲んでもらいました。

「あまい!」「おいしい!」そんな反応を期待していたのですが...

見事にまったく逆の反応がストレートに返ってきてしまったのです。

・・・・・?


想像するに子供たちの味覚が変わってきているのでしょう。

そういえば事前ミーティングの際には社員から

「今どきの子供は甘酒なんて飲んだことないですよ」「家庭では飲まないですよ」

なんていう指摘もありました。

甘酒の甘さよりももっと強くてはっきりした白砂糖のふんだんなジュース、

バターやクリームたっぷりのこってりした甘い菓子、

甘味料や香料が強調された袋菓子、

うまみ調味料と油脂分で濃い味のスナック菓子などに慣らされてしまっているのしょうか。

そうした菓子類をすべて否定するわけじゃありませんが...

甘酒離れが進んでしまうのは、さみしいですな。

甘酒

| コメント(0) | トラックバック(0) | 2009年1月16日 23:22

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年々暖冬傾向が進み、

今年も津軽地方はまだ雪が少ないということを

先日書いたばかりですが、

おかげで足元は普通のビジネスシューズで通しています。

ちょっと積もったり凍ったりすれば、厚いゴム底のついたごついブーツ、

もっと積もれば、膝下で紐をしぼって雪が入らないようにするゴム長靴です。

これは雪国では皆ユニフォームのようにはいています。


雪の多い年にはスーツだろうがなんだろうがこのゴム長をはきっぱなしです。

近代的なビルの屋内で商談があろうがプレゼンがあろうが、

窓の外に目をやればずっしり雪の積もった灰色の景色が広がるので

スーツにゴム長でもまったく違和感がありません。

(と思っているのは私だけだったりして)

少しでも津軽の灰色の冬を体験したことのある方にはおわかりいただけますよね。


さて、数年前の雪の多い冬のある日、東京への出張がありました。

飛行機の離陸数十分前まであちこちで所用があり、

搭乗ギリギリまで電話であちこちへ連絡をし、

アテンダントに急かされながら飛行機に飛び乗って

ふうと息をつきながら自分の席にふかーく腰を下ろした瞬間、気づきました。

「!!!!!」


ゴム長のまま、飛行機に乗ってしまったのでした。

札幌出張じゃなかったことを呪いました。

西高東低、典型的な冬型の気圧配置の続く中、東京出張だなんて。

さすがに着る物にはあまり頓着していない私でも......恥ずかしかったです。

東京は雲ひとつないカーンと晴れ渡った青空。

女性はハイヒールのパンプスですっきりカツカツ歩いていきますし

(まあブーツの人も多いのですが、それにしてもお洒落な皮のブーツだし)

男性だってツヤが出るまで磨かれたような革靴がさわやか...。

いやいや、こんな時だけは、人の足元が気になるのでした。


以後、冬の出張時は飛行機に乗る前に、一瞬忘れ物をしたような気持ちになるのでした。

装い

| コメント(0) | トラックバック(0) | 2009年1月15日 23:33

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今住んでいるのは黒石市、

工場があるのは藤崎町ですが、

生まれたのも育ったのも弘前市です。

中村醸造元は、もともと道路を挟んで弘前城に隣り合わせていました。

現在は観光施設の「津軽藩ねぷた村」となっている場所です。


こどもの頃は、弘前城のお堀は冬のこの時期しっかり氷が張り

その上を歩いては危ないと怒られたものでした。

今も凍るのだろうか。


2月になるとすぐ、弘前城の雪灯篭(とうろう)まつりがはじまります。

弘前はさくらまつり、ねぷた祭り、紅葉まつり、そして雪灯篭まつりで

春夏秋冬がめぐっていきます。

さくらまつりやねぷた祭りに比べるとひっそりとり行われているような感じは否めませんが

個人的にはとても好きなお祭りです。今でも車で30分の距離なので、

ちょっと時間ができれば家族と行きたいイベントです。

雪像群は札幌などの有名な雪祭りとは規模としては比べ物になりませんが、

夕暮れ時、お堀端に並んだ無数の小さい雪灯篭に灯がともると

なんともいえない美しさ。

サムイサムイと言いながら公園を半周くらいして(入った門によりますが)、

この風景に出くわすと感動ひとしお。毎年見てるのですが。

そうそう、夏の花火や秋の紅葉のように、その時に一瞬見て楽しむものという感じ。

ひとしきり眺め、送るあてもないのについなんとなくケータイ写真撮ったりして。

そしてまたサムイサムイと半周して

あったかいものがほしくなり、甘酒にするかおでんにするか家人とああだこうだ。

どちらかというと内輪で楽しんでいる感じ、

ちょっとそこでやってるお祭りというところがまたいいのです。


近年、このお祭り準備に雪が足りないといって山の方から自衛隊が運んでくるニュースが多くなっ

た気がします。

去年は足元の雪が溶けかかってぬかるんでいました。


地球温暖化はとても深刻です。

私の記憶からしてもたかだか30年ちょっとの間に

確実に冬は寒くなくなっています。雪も少なくなりました。

数年前にどか雪が二年続きましたが、決して気温が低かったと言うわけではなく

大雪というのも実は温暖化の影響があるとかないとか。

今年も今のところ暖かい気がします。

雪が少ないのはラクはラクなのですが、ところが

会う人会う人、それで喜んでいる人はいないのです。

皆なんとなく、これは違う、何かおかしい、と思っているようです。

津軽なんだから、

冬はどしどし雪が降ってしんと冷え込み

溜め込んだエネルギーを春に一気に開花させ

一瞬の夏には火祭りで燃えて

秋には嬉しい実りを迎える。

こんな四季の美しいメリハリが津軽の良さで、わたしは

温暖化が進み失われていくものを本当に懸念しています。

気がかり

| コメント(0) | トラックバック(0) | 2009年1月15日 09:52

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口の中がしょうゆしょうゆしょうゆ・・・となった時、

じんわり嬉しいのが、我が家の定番おにぎりの一である菜飯おにぎり。

大根の葉っぱでもカブの葉っぱでも、とにかく刻んで強めの塩でもんで搾り、

炊き上げたご飯に混ぜ込むだけ。分量は適当。

ごはんと同じくらい葉っぱなんじゃないかと思うくらいだったり、

逆に彩り程度にしか葉っぱが入っていなかったり。

白ゴマを混ぜてもいいですね。

青臭い葉の香りにどこか土のにおいもして(実際家人のいい加減な洗い方だと土も幾分たべさせ

られているかもしれません。ひょっとするとあおむしも・・・)

自分が今必要としている最小限の栄養と無駄のない味!

・・・・・という気がするのです。

おにぎりでなくともいいのですが、この菜飯をおにぎりにしてもらって

夜中の事務所で書類に目を通したりしながらひとり噛みしめるのが

菜飯礼賛気分を盛り上げます。

決してストイックな人間ではない私がストイックな喜びをしみじみ味わえるのが

この菜飯。


(・・・しかし、私のキー食品ともいうべき一品が、

当社商品(つまり醤油)を使わない食べ物というのが悔しいなあ・・・。)

リセット2

| コメント(0) | トラックバック(0) | 2009年1月14日 00:24

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「健康な食生活」をご提案するという理念に逆行する打ち明け話です。


商売柄、醤油の利き味をしょっちゅうしています。

多い日は大さじ2くらい、つまり30ccくらいは飲んでいます。

小さめのぐい飲み一杯分。もちろんいっぺんにぐびっと飲み干すわけではありませんが。

いくら中村の醤油が「飲めるほどうまい」と

神田川俊郎先生におっしゃって頂いているとはいえ、

続くとあまり体にいいとはいえません。


それから、醤油だけではなくいろいろな試作品の試食もします。

当社の商品である濃口醤油(カネカメ濃口)元祖昆布しょうゆ

料理つゆ(昆布八方)を使った業務用商品の試作、または商品紹介レシピ開発用の試食で

親子丼、他人丼、牛丼、豚丼、卵丼、炊き込みご飯、焼きおにぎり、鮭の漬け焼き、照り焼き、肉

じゃが、里芋の煮ころがし・・・・考えられる限りの一般家庭の献立。

また、当社の惣菜商品「しょうゆコンブ」などの定期的な試食や実験的な試食・・・。


でもまあ一度にそんなに大量に食べるわけでもないし、

昼食代わりになったりもするので

30代の後半も後半、40に手の届こうという年で

一応メタボにはなっていないつもりです。

(家人にはかなりうるさく注意するように言われていますが)

それに自画自賛ですが、

大抵は我が商品とスタッフとでとてもおいしく仕上げてくれるので

味覚は満たされます。

(おいしいんですよ、ほんと。試食じゃなくて「実食」になってしまう。)

ただ、客観的にメタボ予備軍かどうかとか塩分がどうかとかいうよりも、

とにかく「醤油」「醤油製品」「醤油レシピ」の試食だけに

口の中がしょうゆしょうゆしてきて、どうにも具合が悪いのです。

醤油屋のくせに。

(いや、とにかく、一般の方々の日々消費する醤油の量とは比較にならないくらい、

口にするのです。)
  <つづく>

リセット

| コメント(0) | トラックバック(0) | 2009年1月12日 23:22

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鏡開きでしたね。

今年はラッキーでした。

家人が間違えていつもより大きい鏡餅を注文してくれたので

餅好きな男たち(つまり私と二人の息子たち)は大喜び。

(なんとなく、女性よりも男性に餅好きが多い気がするのは気のせいでしょうか。

あ、こんな非科学的なことを書くとまずいかな。

それとも科学的な根拠が実はあったりして!)

前夜から家人が準備していた雑煮(今回は晩ご飯の支度で出た鶏肉のゆで汁と

鰹だしの混合だそうです。醤油屋なのにいつもの淡口切らして濃口で味付け、

元旦に食べた雑煮よりしっかり目の味付けとコクで

長男に大うけ。)と

ぜんざい(さすが、香り豊かな大納言!これには餅はやわらかくゆでるのもよし、

トースターでかりっと香ばしくするもよし)で

正月の空気を惜しみました。


さて、この時期、TVでも主婦向けの雑誌でも

「余った餅の食べ方」みたいな特集がありますが

みなさん、そんなに余すのでしょうか。

我が家はまず元旦に「雑煮」

それから大抵は2日の昼間に(だらだらしているので朝食とか昼食という区切りがないのですが)

「磯辺」「ぜんざい」。

続けて3日にも食べる場合、これもまず「磯辺」。それからカンタンに「安倍川」。

この4種類をひととおり食べると大体餅がなくなります。

餅は白い餅のほかに玄米餅があったり種類の違う米の餅があったりするので

食べ方としては4種類のローテーションで飽きることはありません。

今年は家人が正月3日頃に子供うけを狙ってチーズを絡めてやっていましたが、さほどウケてな

かったなあ。

つきたての餅だったら大根おろしなんていうのも粋でしょうが、

残念ながらそれは叶わず。

やっぱり「雑煮」「ぜんざい」「磯辺」「安倍川」が黄金のチームなのです!

先鋒・中堅・副将・大将、みたいに。

それぞれ少しずつ変化をつけるのも面白い。

雑煮はだしをとりがらにするか鰹にするか煮干にするか、

味付けは濃口醤油か淡口しょうゆか赤みそか白みそか、

正月の話題の定番ですが全国各地にほんとに様々な雑煮がありますよね。

そうそう、雑煮なんだから、ひとつの家庭でもいろいろ試してみたいものです。

ぜんざいも、豆いろいろ。

我が家でも金時豆、白金時豆、とら豆、といろいろ試しました。落ち着くのは小豆でしたが、おいし

さそれぞれ。変わりぜんざいも楽しいものです。


どれが先鋒で中堅で・・・というのは決められませんが

わたしの場合、大将はやっぱり「磯辺」です。

「カネカメ濃口を」ちょろっとたらし

敢えて焼かない海苔に包んで口に頬張る、これがたまらんのです。

あらためて「カネカメ濃口」の美味さに一人悦に入り、

つけすぎてもしょっぱい感じがしないし

そうそう、これよこれよ、餅のうまさ!と喉越しを味わうのです。

あんまり自社商品の自慢をすると家人に呆れられるのですが、

その彼女とて「ふーん...」と言っています。

(これは彼女の賛辞です!)


来年はぜひぜひ、「カネカメ濃口」で餅を食べてみてください!

いや、違うな。その頃には「津軽50マイル醤油」?

両方試してみてください。


がんばります。

餅の食べ方

| コメント(0) | トラックバック(0) | 2009年1月12日 00:40

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ナカムラ家の正月料理の定番に

金柑(きんかん)の蜜煮があります。料理というか箸休めですね。

これは長男のお気に入り。

蜜煮だから甘いし、加えて金柑の大きさと形、色、すべてにフォトジェニックな感じが

彼のおメガネにかなったのでしょう。


というわけで、3歳からやっている煮干裂きの手伝いは

このところめっきり人気がなくなってしまったのに、

この蜜煮を作る手伝いは大人気。

味噌汁用の煮干と違って、年に一度、というせいもありますが、

それよりも息子の好みの傾向を知ってしまった親父としては

金柑のビジュアルな魅力によるところが大きいのだと確信をもつのであります。


さて、年の暮れのある日、この手伝いの場面を目撃しました。

蜜煮の何を手伝うかというと、

果皮が割けて形が崩れないように、予(あらかじ)め針で穴をたくさんあけておくのです。

さすがに小学生、針を渡されれば

後は自分の手を刺そうが自己責任。

そうだよな、頼もしくなったな、と見ておりました。


が、そこに・・・

ボクもボクも、と2歳の弟が参戦してくるではありませんか。

私だったら別のオモチャで釣って気持ちを逸らし、やらせなかったでしょう。

泣かれたら面倒だし、

手ならまだしも振り回して目にでも刺して病院に連れて行く羽目にでもなったら

とんでもない。暮れのこんな時期に!

ところが、ヤツラに対しては百戦錬磨の家人は平然と はいよ と

2歳児にマチ針を渡すのです。おいおい!

そして利き手に針を握らせ、反対側の手の指を軽く刺させたのです。

「イタイーー!」でしょ。だから気をつけなさいね。

それから家人は大胆にも子供たちに背を向けて台所仕事を続けました。


その先は2歳児の食育はお兄ちゃんの担当です。

何せ大事な金柑の手伝いだから、後輩の指導にも張り切ります。

「ほら、こうするんだよ、ね。」

「もっといっぱい刺さなきゃ。」

「いたいいたいしないでね。」

そのうち兄も2歳児の限界に気づき、

「じゃ、やったらここにおいておいてね。お兄ちゃんが仕上げするからね」

なんていう工程を考え出したのでした。


後で聞くと家人も背中に意識を集中してハラハラ。

見ていられなくて背中を向けてた、とか。

なるほど...。

食育はつらい

| コメント(0) | トラックバック(0) | 2009年1月10日 01:16

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何かを『わかる』ためには、

その場でその空気を吸うことが大切だということがあります。


この逆もありで、肘掛け椅子のおばあちゃん名探偵のように

どこに行かなくても世界のすべてのことがわかってしまう人もいるようです

(これはこれで、ほんとうだと思います。

こうした鋭い洞察力や豊かな感性を皆がもち合わせれば、

もっと別の世界になるのでしょうね)が、

今回は『体験する』ことについて。


たとえば、醤油工場の見学。

会議室での絵パネルを使ったレクチャーだけで

醤油の作り方自体を知ってもらうことはできるのですが、 

醤油づくりということをわかってもらうためには

実際に工場で現場を見る、匂いをかぐ、音を聞く、空気を肌で感じる、ということが

とても大きなステップになると思うのです。

百聞は一見にしかず。

蒸したての大豆が放つもわっとした空気や炒り小麦の香ばしい匂い

高い水圧で釜を洗浄している音、機械の金属音、絞りたての醤油の匂い、

ああ醤油を作るってこういうことなんだなという体験が

毎日使う醤油をあなたにとってもっといいものにしてくれますよ。

(すみません、醤油屋の思い入れです。

でも、日本人なんだから、醤油は特別視していいじゃない!という気も、

実は本音です、すみません!!)

というわけで、中村醸造元では常時、工場見学を受け入れています。

まず知って、そして感じてください。

食べることについて、感じてください。

それから何をするか、あなた自身の選択です。   


さて、シーズンでもないのに工場見学のことを思い出したのは......。

今この不況の中、国を引っ張っていく人たちは

屋根や壁のある暖房のきいた部屋で洗濯したてのワイシャツを着て

満腹か腹八分の胃袋を抱えながら

政策を論じたり庶民の生活を想像したりするのを休んで、バッジを外し

一ヶ月くらい路上生活してみてはどうか。

つまり仕事がないということがどういうことなのか体験してみてはいかがでしょうか。

TVの画面を見てあれこれ言うよりもよっぽどよくわかりますよ。

あ、SPはつけてもいいんじゃないですか。

武者修行をしてほしいと思っているのではないですから。

わかってほしいだけですから。

こんな場合のSP代は税金でまかなう価値が大いにあると、国民だって許しますよ。


支持率回復の特効薬にも、なるかな。

体験学習

| コメント(0) | トラックバック(0) | 2009年1月 9日 00:35

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何かと一緒に布団に入る、というのは

うちの子供だけの習性だけではないでしょう。

泊まりに来た姪っ子や前に同居していた知人の子供も

やはり必ず何かしらを布団に持ち込んでいましたし、

大人だってぬいぐるみや抱き枕と寝たりしますもんね。

(私はといえば...悲しいかな、ケータイと一緒です...。)


だから毎晩長男が

「クマといっしょに寝るー」

「牛乳パックといっしょに寝るー」

「新幹線といっしょに寝るー」

「オモチャかぼちゃといっしょに寝るー」

「風船といっしょに寝るー」

・・・・と手を替え品を替え?節操なくいろいろなモノと寝ても

まあ子供ってこんなもんなんだなと

フツーに面白く観察していました。


ところが、年の暮れのある晩のこと。

彼はご飯の後に干柿(そうそう、自分で吊した「あの」干柿です)を食べながら

いとおしそうにその干柿をなで、

「今日いっしょに寝ちゃだめ?」と家人に聞いているではないですか!

へ?何と?意表を衝かれた家人はわかっていたのについ聞き返しました。

「ほしがき・・・」

...うーん...つぶれるなあ。やめとこうよ。

「えー...だめー?」

...うん、ちょっとまずいな。

その日、ちょうど金柑が届いていました。小さなかごに積まれて玄関に。

「じゃあ、キンカンと寝ちゃだめ?」

...気持ちわかるけどさー、つぶれるんだよー。

「・・・」

しょぼくれている息子に、好奇心で訊いてみました。

どんなものと寝たいの?

「かわいいもの!」なるほど、干柿もキンカンも、見方によってはかわいいか。

ほんとに残念そうな顔をしてがっくり肩を落とす息子をからかいたくなった家人は、

じゃあこれはどう?と、やっぱりその日に届いた八つ頭を見せていましたが

これは毛むくじゃらのおっさんの風体で、

即却下されてしまいました。

これはわかるような気がします。


そうか、彼はかわいいのがいいんだな。

寝たい

| コメント(0) | トラックバック(0) | 2009年1月 8日 00:23

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残り菓子のつぎはぎのおうちパヘでも、

ただ菓子がでてくるよりはずっとわくわくするでしょう。

これは大人も同じですよね。

お遊びだけれど、これだって立派な食育になると思うのです。

味の組み合わせを想像し創造する、見ておいしそうな盛り付けを考える。

実践的な食育といえるのではないでしょうか。

(家人に言わせると、おやつ不足やマンネリをごまかして

楽しく残り物の処分をしたいだけ、だそうです)


さーて、いつになったら、ほんもののパヘを食べさせてやろうか。

息子が成人したら酒を酌み交わす楽しみよりも先に、

パヘをつつきあう楽しみが、ナカムラ家には訪れそうです。

中学入学祝?いや、まだ早い。

中学卒業?そのくらいかな。

(鳴り物入りで東京へ連れて行って千延屋、はたまた資生堂パーラー?

または流行りの有名パティシエの店?

いやいや、実は地元弘前に夜中過ぎまでやっていて、

特に手づくりアイスがおいしいパフェを食べさせてくれる

すばらしい甘味処があるんですよ。ふふふ。)


息子の、ほおが緩んで

口が耳まで裂けそうなくらいにかっと笑った顔が今から楽しみです。

パペを探せ2

| コメント(0) | トラックバック(0) | 2009年1月 7日 00:08

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家に帰ると、待ち構えていた小学生の息子が

嬉々として報告してくれました。

「今日、パヘたべたんだよ!」

へえー。

相槌を打ちながら、父親としてどう反応するのが適切か、

仕事の頭を懸命に切り替えました。

(いや、食育なんていう下心があるもんだから、実は

まったく切り替えてはいないのがほんとうかも。)


パヘ?

パフェ?パフェなんて(そんな贅沢なもの)食べさせたことないぞ。

そんなの、高校生になってバイト代で友達と食べに行くもんだ!

家人の方が私よりもっとこどもたちの食べものには厳しいはず、

理由もなく食べさせるはずはないが・・・?


なんのことはない、手作りのおうちパヘでした。

家人に聞くと、時々お楽しみで作ってやるそうです。

あるものは何でもいい、ヨーグルト、シリアル、オートミール、クラッカー、

パンの端っこでもいいそうです・・・

キウイ、バナナ、柿でも梨でも何でも来い!

干し果物、ナッツ・・・

黒蜜、きなこ、ジャム、そんなものがあれば上出来上等。

この日は『学童クラブのお楽しみ会でもらってきてしまった』駄菓子パックの中の

麩菓子をちぎってベースにし、ビスケットを大きめに砕いて混ぜ、

りんごとみかんを適当に切ってちりばめ、

そこにヨーグルトをまわしかけ、最後に干しぶどうをトッピング、だそうです。

味は想像できますか?

ちゃんとしたグラスに入れてやると、とっても盛り上がるのだそうです。
<つづく>

パペを探せ

| コメント(0) | トラックバック(0) | 2009年1月 6日 01:38

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子供の頃に嫌いだった食べものって、よーく覚えていませんか。

好きだったものよりも強烈な思い出があったりしませんか。

嫌いだったのに無理やり食べさせられてますます嫌いになってしまい

それがトラウマのように脳裏にこびりついています。


あーあ、まずかったなあ。

(と声に出して言うことさえも憚られるような・・・。)

何であんな思いをしてまで食べなきゃいけなかったんだろう...。


最近国も自治体も「食育」に力を入れており、

わが青森県も例外ではありません。

「しょくぴー隊」なる宣伝員が学校や幼稚園保育園を回って子どもたちに「食育」を

行っているそうです。

まず、食べることに対する意識をもたせる、ということはとてもいいことだと思います。

「食」は健康を支えるという基本的な段階から、

すべての生産活動の源であり、

その先は社会の経済にも大きく関っていくのだから、この部分を「公」が支えていくことには大賛

成です。そういうことには税金をどんどん使ってください。

いろんな試みをして、子どもたちに『食』のことを考えてもらうきっかけを

効果的につくってもらいたいと思います。

よろしくお願いいたします。


ただ...小学一年生の息子が聞いてきた食育の内容の一部、いただけなかったなあ。

『好き嫌いをすると、なぜいけないか』という問いに対して、

『成長に必要な栄養が足りなくなりやすく将来病気になるかも』という答えだけにとどめてほし

かったなあ。


・・・『やる気や進んで学ぶ心、思いやりの心がそだちにくいし、

     わがままになるかも』・・・・だなんて、ほんとですか?


まずい物をムリやり口に押し込んで牛乳で胃袋に流し込む経験なんて。

家族の貴重な団らんの夕飯時に嫌いな物を見つけて口数減ってしまう、なんて。

そんなじゃ、食べものに感謝しようと思えないですよね...。

(そうか・・・私がわがままなのは、好き嫌いが多かったからか・・・!)

子供の好き嫌い

| コメント(0) | トラックバック(0) | 2009年1月 4日 00:01

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正月のお休み中の方、ゆっくりおつき合いください。
 
  クイズです。


① きゅうり、大根葉の佃煮、セロリの佃煮、みょうがの佃煮、青魚の皮、

② ピーマン、きゅうり、にんじん、大根の味噌汁、魚の骨

③ ピーマン、にんじん、白菜、焼肉

④ 玉子焼き、焼肉


上記①から④を、それぞれ下記(イ)~ニ)と結び付けてください。
(ブログを始めから読んでいただいている方には・・・カンタンですね?)

(イ)6歳の長男の好きな食べもの

(イ) 2歳の長男の好きな食べもの

(ロ) 6歳の次男の嫌いな食べもの

(ハ) 2歳の長男の嫌いな食べもの


答え①→(イ)、 ②→(ロ)、 ③→(ハ) ④→(ニ)

つまり、長男は「いちばん好きな野菜はきゅうり!」だし、

朝ごはんは「その時に余っている」(家人の弁)野菜の佃煮をご飯に混ぜてご満悦。

次男坊ときたら「ピーマン、いっぱいいっぱい、もっとー!!」と催促。

焼き魚が食卓に並べば、まず皮の争奪戦が勃発。

(家人などは自分も食べたいものだから、大人げなく裏返しにして隠してたりしています)皮も身

も食べつくした後は当然骨や頭が残るわけですが、

これも低温のグリルでじっくり焼いて平らげます。

この骨の争奪戦でしずかに夕げの幕が下りていきます。

 
にんじんとかセロリとかピーマンとか、つい子どもが嫌いだと思い込んでしまいますが、

そうでもないんですね。

実際長男もにんじんスープやにんじんご飯やにんじん寒天は喜んで食べています。


ところで、今回はこどもの好き嫌いの意外性や大人の思い込みのことだけを書こうと思ってい

たのですが、

我が家の食卓の風景を思い出していて、こんなことも感じました。

もしかしたら捨てられてしまう運命の(家人は『絶対捨てない!!』と息巻きますが)

野菜の端っこや魚の骨って、おいしく食べられるんですよ。

もったいをつけた食育をせずとも、うちの子供たちはいのちをおいしくありがたく「食べ尽くす」こ

とをちゃんとわかってくれてるんだな、と。

だからこそ、贅を尽くしたおせちをなおさらありがたく嬉しく思う気持ちや、

作ってくださった方々への感謝も自然に湧いてくるのだと信じています。

思い込み1
思い込み2

| コメント(0) | トラックバック(0) | 2009年1月 2日 23:18

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新年です。

何にも変わるわけがない、と思っても

何か変わる、と思っても

同じ2009年1月1日です。

私は、何か変えるぞ、です。


醤油工場の番をして、事務所に一人でいます。

現在、1時30分、気温1℃。寒いです。(いつもよりはマシです)

タンクの中に醤油が生きているんだなーと思うと、

妙ですが

ここにいる自分の手ごたえを感じます。

哲学ですね。しょうゆ番の独白?


さて、うちに帰ったら息子に聞いてみましょう。

「今年は何を食べたい?」
(何か面白いことを言ってくれ!頼む、ブログのために!)

ひとまず私は温かい雑煮が食べたいなあ。

明けましておめでとうございます

| コメント(0) | トラックバック(0) | 2009年1月 1日 00:35

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絵とタイトルで選ぶエッセーブログ